当病院は、長年にわたる市民のみなさまの願いと、多くの関係者の方々のご支援を受け、保谷市初の地域医療病院として発足いたしました。
いま、日本は未曾有の高齢化社会を迎えようとしており、健康、医療体制の充実がますます重要視されています。なかでも3大成人病、すなわち消化器などのガン疾患、脳卒中などの脳疾患、心筋梗塞などの心疾患に対する根本的な医療対策が、全社会にも地域にも急務となっています。こうしたなかで、当病院は医療目的をこの3大成人病と糖尿病関連疾患におき、これらにおいては2次医療はもちろん3次の急性型疾患に対する高度医療を提供できることとし、ベッド数も174ベッドの規模を実現いたしました。
これからもすぐれた医療スタッフの確保はもとより、最新鋭、最高度の医療設備の充実に努め、地域医療の向上に貢献していきたいと念じております。
当病院では、救急車による患者の受入れ、または、時間外の急を要する患者の受入れなど、24時間体制で対応します。そのため、脳疾患、心疾患の検査に必要なアンギオ装置、CT、MRIなどの他、心臓、腹部用の超音波装置、手術室には、クモ膜下出血に必要なマイクロ顕微鏡も備えています。
登場以来、身体各部の検査に画期的な成果を上げてきたCTスキャン。当病院ではその最新鋭機を導入しています。これによってさまざまな疾病に大きな成果を上げることが各方面からも期待されています。
また、脳および脊髄の神経系をはじめ、骨、関節などの整形外科領域や腹部まで、検査手段として先進技術を搭載した1.5テスラMRIへ更新。さらに、「血管連続撮影装置」、「レントゲン透視診断装置」、胃及び大腸診断の最新鋭「電子カメラ」の最先端の設備を整えています。
重症患者の場合、不測の病状変化に、いついかなる場合でも対応できる体制が必要です。そのための最新の病態監視、高度医療を集中的に行うのがICUです。特別の専門医、ナースが配置され、患者につけられた各種の感知装置により的確に様態を把握、24時間体制で対応します。狭心症や心筋梗塞など冠動脈に疾患のある患者さんのためCCU体制も万全です。
文明がすすみ、生活環境が大きく変化するにつれて、病気も多様化、複雑化し、多くの難病も生み出されています。
当病院では、消化器疾患、脳疾患、心疾患を主要診療科目としながらも、循環器系、糖尿病関連疾患、さらに内科、外科、整形外科まで、ひろく現代病治療にあたっています。
在宅診療のご案内
在宅医療は医師のほか看護師、薬剤師やリハビリ療法士などの医療従事者が患者さんのお住まいに定期的に訪問し、計画的・継続的な健康管理を行うことです。「住み慣れた家で自分らしく過ごしたい」 という患者様・ご家族様の思いを、ケアマネージャーやホームヘルパー、行政等と連携しながらご支援いたします。
平成2年開院依頼地域医療への貢献を心がけてまいりました。医療法人開設を機に、一層の地域に根差した病院を目指すべく訪問診療にも力を入れていきます。
患者様の状況に応じて 当院職員の
医師、看護師、リハビリ療法士、また、検査を含めた院内連携各担当医師、ソーシャルワーカー、薬剤師、栄養士がお住まいへが訪問いたします。