糖尿病について

日本では糖尿病がある方が増えていることが問題になっており、糖尿病が強く疑われる人(糖尿病有病者)と 糖尿病の可能性を否定できない人(糖尿病予備群)をあわせると約2,000万人になると推計されています。(厚生労働省「国民健康・栄養調査」より)
糖尿病は腎障害や網膜障害、動脈硬化による心臓や脳血管疾患などの合併症を引き起こしてしまいます。 さらに糖尿病性腎症は人工透析の原因になること、細膜障害から失明に至ることもあり重症化を予防することが大切になってきます。

糖尿病内科の特徴

当院では糖尿病専門医・看護師・薬剤師・理学療法士・管理栄養士など各専門職がチームとなり診療を行います 。
また、外来診療で糖尿病治療が難しい方や新たにインスリン導入が必要な方、糖尿病により生じる合併症の評価や治療の見直しが必要な方には入院治療をおこなっております。 入院中は糖尿病に関する正しい知識を習得していただき、食事療法・薬物治療・運動療法・フットケアなどさまざまな糖尿病診療を提供いたします。 チーム一体となり、患者さま一人ひとりに合った治療プログラムを提案、継続できるようにサポートしてまいります。

検査

血糖値、HbA1c、尿検査は院内で測定し短時間で結果が出ます。
・早朝空腹時血糖値
  食後から10時間以上経過後に採血して調べます。
・HbA1c
  過去1~2ヶ月間の血糖状態を遡って調べる検査です。
・尿検査
  来院時に採尿します。

 
対象

・尿糖(+)の結果がでた方
・高血糖を指摘された方
・糖尿病で治療を受けているがコントロール不良の方々


当院の糖尿病専門外来診療(水曜日午後)

良好な血糖コントロールの実践とともに、糖尿病3大合併症である、腎障害・網膜障害(目)・神経障害の定期的なチェックをおこなっております。インスリンの分泌量や感受性を調べる事によって、患者様一人ひとりに合わせた最適な糖尿病治療をおこないます。

◇フットケア
糖尿病合併症のひとつである足病変は、重症になると足を切断しなければならないこともあります。 糖尿病患者さんの足病変に対し、早期発見・早期治療のためのフットケアをおこないます。

◇動脈硬化症精査
糖尿病の有無に関わらず、動脈硬化症の精査をおこないます。

◇栄養指導
糖尿病・高血圧・脂質異常症・高尿酸血症・高度肥満(BMI 35以上)の方を対象として栄養指導をおこないます。 診察によって、採血や採尿をおこなう場合がございます。

◇透析予防指導
専門医の監修のもと各専門職によるチームで、腎機能の低下を止め、全身の血管とトータルで良好な状態を保つための個別の療養指導プログラムを提供します。


当院の糖尿病入院治療について
◇糖尿病教育入院
糖尿病の患者さんへ糖尿病に関するさまざまな知識や情報を身につけていただくための入院です。糖尿病専門医をはじめ、看護師・薬剤師・栄養士といった各専門職が一体となってサポートいたします。 糖尿病専門医による血糖コントロール、合併症の検査もあわせて実施いたします。 入院期間は患者さんのご希望に応じて、1週間~2週間で対応いたします。
  
 ・入院費の目安
 1週間:約7~10万円(3割負担)
 2週間:約12~18万円(3割負担)


◇糖尿病自己注射導入入院
インスリン注射やGLP-1受容体作動薬の導入など、自己注射の練習をおこなうための入院です。 あわせて看護師による療養指導、薬剤師による服薬指導、管理栄養士による栄養指導をおこないます。

 ・入院費の目安
 2泊3日:約1~3万円(3割負担)


◇糖尿病合併症精査入院
糖尿病の合併症を精査するための入院です。 採血・採尿・血糖測定検査により、現在の血糖コントロールの状態も詳しく確認することができます。 あわせて看護師によるフットケアの講義をおこないます。
 
 ・入院費の目安
 2泊3日:約2~4万円(3割負担)


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